今月は、『一語一絵』でおなじみの、谷口さんの詩と標語をご紹介します。

                   
                                    
 谷口 真友佳

 ある日、私の妹の目にものもらいができました。私には、自分の目にもできたわけでもないのに、妹の気持ちがわかりました。
 なぜなら、妹はそうなりたくてそうなったのではないからです。
 実は私も、原因も痛めた部位も違いますが、けがをしていたのです。私は、自転車で二度転んで、一度目は肩に、二度目は左ひじに、したくもないけがをしたのです。
 だから、ものもらいになりたくないのになった妹の気持ちをわかってやることができました。
 妹の目はもう良くなり、私のけがも、骨折したわけでもなく、湿布を貼り、消毒をし、絆創膏を貼れば治りました。これでほっとしました。

 私が尊敬しているある女性に、こう言ったことがあります。
「優しい人になりたい。人の気持ちがわかる人になりたい。」
するとその女性は、
「なって下さい。仕事ができるとか勉強ができるとかより、優しい人って一番魅力的だと思うよ。」
と言いました。この女性も、私から見ると優しいからなのでしょうか?
「優しい人になりたい」「人の気持ちがわかる人になりたい」
これが今の私のゆめです。
 でも、妹の気持ちがわかるのなら、その夢は叶っているようなものです。でも、もっともっと優しい人になるためにこれからも努力したいです。

『葉の中を飛ぶ鳥たち』 画:谷口 真友佳


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